コラム
【2023年】感染症、口臭、歯並びの乱れ…「口呼吸」が危ない!
皆さんこんにちは。
くろき矯正歯科です。
お子さんが「ポカンと口をあけた状態になっている」と思ったことは、ありませんか?
もしかすると、本来は鼻で呼吸をするべきところ、「口呼吸」がクセになってしまっているのかもしれません。
「息ができているなら、鼻でも口でも、どっちでもいいんじゃない?」というのは、危険をはらんだ考え方です。
このまま口呼吸を続けていると、お子さんの歯並びが悪くなる、出っ歯になる、感染症にかかりやすくなる、口臭が悪化するなど、さまざまな健康リスクがつきまとうことになります。できるだけ早く、鼻呼吸に戻させてあげましょう。
口呼吸が歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす理由は、口を開けている時間が長くなることで、口まわりの筋肉のバランスが崩れるためです。
前歯が舌側へ引き付けられる筋力が弱くなるため、唇が開いている前方へ押され、だんだん出っ歯になっていくことがあります。
歯並びや噛み合わせが乱れると起こる問題は「見た目が悪くなる」ことだけではありません。正しい発育や成長を妨げるリスクにもつながりますので、早めに対策することが大切です。
冬の乾燥した空気の中では、風邪やインフルエンザをはじめとする感染症にかかりやすくなることは、よく知られています。
口呼吸がクセになっていると、睡眠中も無意識のうちに口で息をするようになってしまい、口内が乾燥します。
ただでさえ寝ている時は唾液の分泌量が減って口内が乾燥しやすい時間帯。細菌が繁殖しやすい環境を自らつくってしまうことになります。
一方、鼻粘膜には、細菌やウイルスを体内に取り入れないように除去し、体内にきれいな空気を取り入れようとする働きがあります。
鼻を通って入ってくる空気を加湿する働きもありますので、鼻呼吸は感染症の予防に有効です。
口呼吸では口内が不潔になるため、細菌が繁殖しやすい環境になることをお伝えしました。そうなることで口臭が悪化します。
お子さんが何らかの原因で口呼吸がクセになってしまっているとしたら、できるだけ早く鼻呼吸に戻せるよう気を付けてあげてください。
口呼吸から鼻呼吸に戻すと免疫機能が強化され、アレルギー性疾患の症状が改善する例もあります。
口呼吸から鼻呼吸に戻すためには、自宅で簡単にできるトレーニング法があります。
口呼吸で弱くなってしまったり、バランスを崩してしまったりした口まわりの筋肉を強化して、口を閉じていられる力を身に着けるのです。
そのほか、睡眠時に口にテープを貼る方法などもあります。
お一人おひとりの症状やライフスタイルに合わせた効果的な方法を提案しますので、一度、ご来院ください。
早めの対策が有効です。気になること・困ったことがあれば、お気軽にご相談いただければ幸いです。
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